【毛細血管info⑥】ゴースト血管と様々な症状②(骨粗しょう症①)
読者の皆様、お久しぶりでございます(*´▽`*)
前回の認知症シリーズが終わってから、少し時間が開いてしまいました。。
健康な高齢者の方であっても、発症するリスクの高い認知症。
少しでもそのリスクを減らすために、日ごろの毛細血管ケアが必要というお話でした。
さて、今回からは別のテーマになります。
それはこちら↓↓
「えっ?骨と毛細血管って関係あるの??Σ(・ω・ノ)ノ!」
そうですよね。。私も最初はそう思いました。
でもしっかり関係があるのです!
それをこれから見ていきたいと思います(*゚▽゚*)
毛細血管info
「骨って何で出来ていると思いますか?」
この質問に、恐らく多くの人はこう答えるでしょう。
「カルシウム」
これは半分正解で、半分不正解です。
なぜなら、骨はカルシウムだけで出来ているわけではないからです。
正解は、
カルシウム+コラーゲン繊維
この2つが骨の主な材料となります。
そして実は、骨には2種類あります。
それがこちら。
緻密質(ちみつしつ)
骨の表面を構成する密度が高く硬い組織。外骨膜に覆われている。緻密骨や皮質骨とも呼ばれる。(引用:健康用語WEB事典)
海綿質(かいめんしつ)
骨の内部の大部分を占める、骨梁からなるスポンジ状の組織。海綿骨とも呼ばれる。(引用:健康用語WEB事典)
緻密質は名前の通り、密度が高く硬い。なので骨の表面を守るのに適しています。
それに対して海綿質は柔らかいスポンジ状の組織から成ります。ゆえに骨の内部に存在し、クッションの役割も果たしています。また、海綿質の間隙には骨髄が存在しています。
サグラダ・ファミリアと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
スペインの有名な建築物。
建築家アントニ・ガウディの未完作品。
恐らくこの2つのどちらかではないでしょうか。
骨というのは、
子供にとっては、まさしく「サグラダ・ファミリア」であり、
大人にとっては、「完成したサグラダ・ファミリア」。
つまり、今なお建築が進んでいるサグラダ・ファミリアは、すくすく成長している子供と同じで骨もどんどん伸びています。
しかし完成したサグラダ・ファミリアは、成長を終えて体ができあがった大人と同じなので、あとは劣化して壊れないように補修していくだけ。
そう、骨は細胞と同じで、一度作られた後はその強度・機能を正常に保つために新陳代謝を繰り返します。
その為の材料はカルシウムやコラーゲンだけでなく、これもまた他の細胞と同様、毛細血管を通じて運ばれてくる栄養や酸素となります。
次回は、「骨の役割について」です
どうぞお楽しみに(*'∪'*)
参考:
高倉伸幸『ゴースト血管をつくらない33のメソッド』
Kusumbe AP ら、Nature. 2014;507:323-328.
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